「ペットと一緒に眠りたい」そんな願いがかなうお墓があります

ペットと入れるお墓 永代供養

「ペットは家族」といいます。
主人がペットに傾ける愛情の強さと、ペットが主人に示す愛くるしい姿は、人間どうしの家族となんら変わりありません。
しかし人間と動物の間には、やはりどうしても超えられない壁があります。人間は動物ではありませんし、動物は人間ではないからです。

 

その壁の1つが、死亡した後の埋葬です。
人用の墓地や霊園は長らく、ペットなどの動物を埋葬することが許されていませんでした。
それは、人の死とペットの死が法律的に区別されているからでもありますし、ペットに関心がない方が「動物が眠る墓地に入りたくない」と感じるからです。
しかし最近は、ペットと一緒に埋葬してもらえる人用のお墓も増えてきました。ペットを想う気持ちが墓地や霊園の運営者に届いたというわけです。

 

ペットの死について考えるとともに、ペットと一緒に眠ることができるお墓の様子を紹介します。

ペットの死と人の死の違い

読売新聞の読者からの意見コーナーに「ペットの死と人間の死を一緒にしないでほしい」という投稿がありました。

 

この投稿者は祖父が亡くなったため、仕事を5日間休みました。その後、同僚が愛犬を亡くしたためやはり5日間の休みを取りました。上司はその同僚に「休みすぎだ」と言いました。すると同僚は、祖父が亡くなったら5日間休めるのに、なぜペットが死んだら5日間休んだらいけないのか、反論したそうです。
この投稿者は、自分の祖父の死と犬の死を同列に扱った同僚に腹を立てています。

 

「悲しみに差はない」という主張はペットに関心がない人には伝わりにくい

ペットと入れるお墓 永代供養

ペットを飼っている人であれば、「ペットの死と人間の死を一緒にしてほしくない」というこの投稿者の見解を、非常識に感じるでしょう。祖父を亡くした悲しさもペットを亡くした悲しさも、「感情の質と量」では同じだからです。

 

ところがペットに関心がない方は、この投稿者の意見に同調できるのではないでしょうか。さすがにこの時代に「動物が死んだくらいで会社を休むとはけしからん」という人はいないでしょうが、それでも職場での忌引き(親族の死亡によって会社を休むこと)の日数が、祖父母の死亡の場合で5日間だったら、ペットの死による休みはそれより短くあるべきと考える人は少なくないでしょう。

 

またペットを飼う人であっても、ビジネスシーンにおいて人の死とペットの死が区別されてしまうことはやむを得ないと感じるかもしれません。
「人の死の重さ」は人によって異なることはありませんが、「動物の死の重さ」は人それぞれという特徴があるのです。

 

法律的な「人の死」とは

日本の法律では、人の死とペットの死は完全に別のものと扱われています。
人が亡くなると、必ず死亡診断書が発行されます。死亡診断書は医師が作成しなければなりません。つまり日本における人の死とは「医師が死亡を確認した状態」のことなのです。消防の救急隊や家族が「死」を発見しても、それは法律的には死ではなく「心肺停止」の状態とみなされます。医師しか死を宣告できないからです。
さらに、ご遺体を火葬して埋葬するには、市区町村が発行する火葬許可証と埋葬許可証が必要になります。それは、ご遺体は「生きていないボディ」ではなく、人としての尊厳が存在するからです。よって適当に焼いてしまうことは許されないのです。また、火葬した後の遺骨にも尊厳があるので、適当に埋めてしまうことも許されません。
このように人の死の扱い方を法律で厳格に定めることで、人間らしさが保たれるわけです。

 

法律的な「ペットの死」とは

ペットを愛する方にはつらい内容になってしまうかもしれませんが、ペットを含む動物の死体は、行政上は「処理」となってしまいます。
東京都世田谷区では、動物の死体は清掃事務所が収集します。ただ飼い主が希望すれば、3,100円で動物死体処理業者が火葬と埋葬を行います。この場合、犬猫墓地に埋葬され、お参りすることもできます。
神奈川県横浜市も6,500円で合同火葬を行いますが、「合同」なので飼い主が自分のペットの遺骨を持ち帰ることはできません。
もちろん、ペットの飼い主が民間業者に火葬と埋葬を依頼する場合は、行政よりも手厚くお見送りすることができます。ただ、費用はかなりかさんでしまいます。

「墓地、埋葬等に関する法律」について

人の墓地と埋葬については「墓地、埋葬等に関する法律」という法律でルールが定められています。
この法律によると、埋葬とは「死体(妊娠四箇月以上の死胎を含む)を土中に葬ること」と定義されます。もちろんここでいう「死体」とは人のご遺体のことです。
また墓地は、都道府県知事の許可を受けた「遺骨を埋葬する施設」がある区域のことをいいます。つまり、遺骨の埋葬は行政が許可した場所以外では行えないということです。
さらに、墓地を経営する人も、都道府県の許可を受けなければなりません。

 

この法律は人の墓地と埋葬について定めたもので、動物については一切触れられていません。
ペットと人を同じお墓に入れることを認めていない墓地や霊園は、この法律を根拠にしているものと思われます。
日本の法律は、人用のお墓や墓地に動物を埋葬することを想定していないのです。

 

ペットと一緒に入れるお墓はここで探そう

ペットと入れるお墓 永代供養

「墓地、埋葬等に関する法律」には動物の埋葬に関する規定がありません。また「日本の人用のお墓や墓地は、動物を埋葬することを想定していない」のも事実です。
しかしその一方で、人の遺骨とペットの遺骨を同じ場所に埋葬してはならない、という法律も存在しないのです。さらに、ペットの遺骨を埋める場所も、法律で規制されていません。人の遺骨をペットの墓に入れることはできませんが、ペットの遺骨を人の墓に入れることは「違法ではない」のです。

 

ペットの遺骨を人のお墓の中に入れることを認めていない墓地や霊園は、動物の遺骨が敷地内に存在することを嫌がる遺族に配慮しているだけなのです。
そのため、ペットと一緒に眠ることができる人用のお墓を用意する霊園が現れてもまったく問題は生じません。それどころか、日本がこれだけペット社会になったいま、ペットと人を一緒に埋葬することは、当然すぎるサービスともいえるでしょう。

 

ネットで探そう

ペットと一緒に入れる霊園・墓地を探すには、「いいお墓」や「もしもドットネット」といったインターネット上のサイトがとても便利です。
まずは、いいお墓から見ていきましょう。

 

ペットと入れるお墓 いいお墓

 

こちらでは「ペットと眠る霊園特集」が組まれていて、霊園・墓地の住所で検索することもできます。
霊園・墓地の写真も豊富に掲載されているので、現地に行く前にその場の雰囲気が分かります。
「いいお墓」では、どのようなお墓が紹介されているのか、見ていきましょう。

「いいお墓」の「全国のペットと一緒に入れる霊園・墓地」

「いいお墓」の、東京都でペットと一緒に入れるお墓の中でも、永代供養を行っている霊園・墓地の一覧はコチラになります。

 

施設名 住所
サニープレイス福寿園 樹木葬 東京都北区滝野川5-58-7
経堂 ゆいの御廟 東京都世田谷区宮坂2-24-5
八王子メモリアルパーク 東京都八王子市川口町335
小平メモリアルガーデン ガーデニング型樹木葬「フラワージュ」 東京都東村山市恩多町2-29-50
メモリアルパーククラウド御殿山 東京都町田市相原町522-1
芝庭苑 東京都港区芝公園4丁目8番55号
世田谷樹木葬墓地 東京都世田谷区北烏山2-8-1
牛込庭苑 東京都新宿区原町2-34
シムティエール外苑の杜 東京都新宿区愛住町21番
フラワーメモリアル国立府中 ガーデニング型樹木葬「フラワージュ」 東京都府中市四谷6-9-1
高輪庭苑 東京都港区高輪2-16-13
魚籃寺 納骨堂・永代供養墓 東京都港区三田4-8-34
公園墓地 瑠璃光苑 東京都大田区西六郷2-23-15
ひので霊園メモリアルガーデンパーク 東京都西多摩郡日の出町大字大久野8236-1
中板橋樹木葬墓地 東京都板橋区仲町44番1号
本行寺永代供養墓 東京都台東区元浅草3-18-3
千の風みらい園 東京都大島町元町岡の越631-1
水元公園ともしびの郷 樹木葬 東京都葛飾区東金町5丁目6番2号

 

 

ペットと入れるお墓 永代供養

東京都だけでも、ペットと共に入れて永代供養も行っている霊園・墓地がたくさんありますね。
中には、交通の便も非常に良い23区内の霊園もあります。

「もしもドットネット」の「ペットと一緒に入れる霊園」

「もしもドットネット」にも、「ペットと一緒に入れる霊園」の紹介があります。

 

ペットと入れるお墓 いいお墓

 

こちらのサイトにも魅力的なお墓がたくさん紹介されています。
一部ですが、ご紹介しますね。

 

大阪市天王寺区の「泰聖寺釈迦納骨堂」

大阪市天王寺区の「泰聖寺釈迦納骨堂」は、その名の通りお寺が運営している納骨堂です。
お寺だけあって、毎月21日に合同供養を行ってくれます。
こうした場所でペットと一緒に眠ることができるのは、ペットも飼い主も安心でしょう。
地下鉄「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」から徒歩5分という便利さです。

 

神戸市北区の「神戸山田霊苑」

神戸市北区の「神戸山田霊苑」は、ペットと一緒に眠るサービスに力を入れている霊園です。というのも、飼い主とペットが一緒に入ることができる区画に「Withペット」という名称をつけ、登録商標まで取得しているのです。
近くにダム湖があり自然環境に恵まれているところも魅力の1つです。お寺が経営していますが、宗教不問です。
北神急行線「谷上駅」と神戸市営地下鉄西神・山手線「西神中央駅」から無料送迎バスが出ています。

 

 

まとめ

ペットと入れるお墓 永代供養

日本は核家族化が進み、同居する家族の人数がどんどん減っています。
子供が巣立ってしまえば夫婦2人暮らしになることも珍しくありません。
もしそうなれば、配偶者が亡くなったら1人ぼっちになってしまいます。

 

そのような人にとってのペットは、生きる喜びであり、生きる目的になるでしょう。
ペットと一緒に入ることができるお墓を用意しておけば、天国でもパートナーになれるわけです。

 

ペットと一緒に入れるお墓は、日本の社会事情にマッチしているといえます。